風疹

こんにちは。小倉(弘)です。今週は前回の麻疹に続き風疹のお話です。厚生労働省のホームページによると「風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症である。症状は不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、臨床症状のみで風疹と診断することは困難な疾患である。風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性がある。」と説明されています。
注目すべきは、不顕性感染と先天性風疹症候群です。不顕性感染とは細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,感染症状を発症していない状態のことをいい、つまり特に症状がなくても風疹に感染し保菌者となり他の人に移してしまう可能性があるという事です。
次に先天性風疹症候群とは感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が感染したことにより胎児に発症する先天疾患で先天性心疾患(動脈管開存症が多い)、難聴、白内障、色素性網膜症などが発症すると言われています。
以上の事をまとめると風疹のワクチンを受けていない場合、知らないうちに風疹ウィルスの保菌者となり、そこから妊婦に感染させてしまいその子供が先天性風疹症候群になる可能性があるということです。その対策となるのがワクチン接種です。現在はMR(麻疹・風疹)混合ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児(6歳になる年度)の2回接種となっていますが年代によっては定期接種を受けてない場合もありますので、下の図の年代を参考にして自分が要検査にあてはまる場合はすぐに検査に行くようにしましょう。

風疹ワクチン接種が必要な人

  • 1962年4月1日以前生まれ(不要)
    定期接種はありませんでしたが、大半の人が自然感染で免疫を獲得しています。
  • 1962年4月2日~1979年4月1日以前生まれ(男性は要抗体検査)
    男性は定期接種はありません。女性は中学生の時に1回、集団接種を受けています。
  • 1979年4月2日~1987年10月1日生まれ(抗体検査推奨)
    男女とも中学生の時に1回、個別接種*を受けることになっていましたが、接種率は高くありません。
  • 1987年10月2日~1990年4月1日生まれ(抗体検査推奨)
    男女とも幼児期に1回、個別接種を受けることになっています。
  • 1990年4月2日以降生まれ(不要)
    男女とも2回、個別接種を受けることになっています。

https://www.tsurukawadai.jp/column/20180902より引用