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2020.07.24

唾液の話

こんにちは 副院長の真由美です。
今回は唾液についてお話してみましょう。新型コロナウィルスの検査では鼻の奥の粘液を使っています。
ただかなり奥まで採取棒を入れるので痛みがある、また採り方にばらつきがあると結果が違ってしまうなどの問題があります。そこで簡単にとれる唾液を使う方法が採用されることになりました。
では唾液はどこからやってくるのでしょうか?3大唾液腺として耳下腺,舌下腺と顎下腺があります。耳下腺は耳の前あたりにあります。
おたふく風邪は流行性耳下腺炎の俗称です。顎下腺は下顎骨内方にあります。いずれも梅干しを見たらキュッとなる部分です。耳下腺は上顎の奥の歯の外側に、顎下腺舌下腺は下の前歯の内側に唾液を放出するところがあります。
では唾液はどんな仕事をしているのでしょうか?まずはお口を潤してくれます。
お口が乾いてしまうと色々弊害が起こってきます。粘膜が傷つきやすくなり細菌が繁殖しやすくなります。歯も乾いてしまうと白濁してきてむし歯になりやすくなります。
お口ポカンでもお話ししましたが、とても激しい上顎前突の場合、歯茎は赤く腫れ歯も白濁している事が多いです。いずれも乾燥している事から症状があらわれていると思われます。
そのほかにもたくさんの仕事があります。
一日に1~1.5リットル出ている唾液がお口だけでなく身体全体の健康を守ってくれています。新型コロナウィルス感染予防の為の自粛の期間中あまりおしゃべりができませんが、食事ではしっかりお口を動かして 唾液がたくさん出るようにしたいものです。

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