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2017.11.17

1 mmの大きさ

こんにちは、歯科助手の加藤です。
この前テレビで、口の中に入れたハンガーが3cmも下あごに刺さって救急車で運ばれる赤ちゃんを観ました。3cmって、患者さんの診断に使う模型の下顎の高さと同じです。
この仕事を始める前の私は、「なんだ、3cmか」と思っていたかもしれません。が、歯科助手を始めてから、1mmでさえいかに大きいかを学びました。下顎が2mm横にずれているのをすごく気にされて当院に通う患者様もいらっしゃいます。
また、私が模型を作っている時に、「うわ、削り過ぎた!!」と思って測ったら、削りすぎてしまったのはたった1mmだけだったことも。
そこで、1mmの大きさを、存在感を改めて実感するここ最近です。なので、冒頭で述べた赤ちゃんの3cmって、恐ろしく深いなと思いました。手術後2日でけろっと元気になっている赤ちゃんの生命力にも驚愕ですが…
ところで昨日、私の前歯が平均値より4mmも出ていることを知りました。25年間あんまり気にせず生きていた私には衝撃的な数字でした。肩を落とす私に院長が「平均値と異なることが必ずしも悪いことじゃない。日本人の成人女性の平均身長は159cmだけど、156cmだからって、悪いわけではないでしょ?」と言ってくれました。心がじーんとしました。
私は物心がついてからもしばらく指しゃぶりをしていました。祖母が「指ばっかりしゃぶってたらね、前歯がこんっなになるよ!!」とジェスチャーつきで力説していたんですが、祖母の性格上、「またおばあちゃんたら大げさなんだから」と私は真剣に捉えることができませんでした。
でも、今ならわかります。歯は指しゃぶりや頬杖などの癖で本当に悪い方へ動きます。私がもしお母さんになって、子供に悪い癖がついたら真剣に向き合って詳しく説明したいです。

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